マタギは「山々から自然の恵みをいただく者たち」です。 厳しい山岳地帯での暮らしの中、狩猟をはじめ、山菜やキノコを採り、魚を捕え、そこに生きる人々を支えてきました。 マタギは山に生きる動物と人の両方にとって最適な暮らしを分かち合うために、山から恵みを必要な分だけ頂きます。決してむやみに生き物の命を奪うのがマタギではありません。 

私はマタギとして、森での暮らしを伝えていくためにこの豊かな自然の中で地鶏を育てることを決意しました。山の恵みをみんなで分かち合い、森での暮らしを伝え、命をいただく分だけ育てていくことにより、この森でさまざまな「いのち」がつながっていくと考えています。

またぎ・佐藤 和美

山の恵みを、みんなで分かち合うこと。
森での暮らしを伝えていくこと。
命をいただく分だけ、育てていくこと。
そうすればまた、この森で
さまざまないのちがつながっていく。